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サキジマ
ふりがな文庫
“サキジマ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
先島
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先島
(逆引き)
人にして、死んでにらいかないに行つて、神となつたものゝ例として遺老説伝には記してゐる。南方、
先島
(
サキジマ
)
列島に行くと、此浄土の名をまやの国といふ。
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
先島
(
サキジマ
)
の中には、まやの国といふ彼岸の聖地から、まやの神及びともまやと称する神が来るとしてゐるものもあつて、此は、
蒲葵
(
クバ
)
の簑笠を被つた異形神であります。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
なるこ・てるこは、北方
即
(
すなはち
)
道の島風であり、まや・いちきは南方、
先島
(
サキジマ
)
風の呼び名である。而も更に驚くのは、やはり右の渡り神を、場合によつては、あまみ神とも言うてゐる事である。
琉球の宗教
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
大方、赤また・黒またなど言ふ
先島
(
サキジマ
)
のまれびとと、似た扮装をしたものであつたのでせう。田楽には、鬼や天狗がつきものになつてゐたらしいのですが、猿楽では、翁の柔和な姿になつてゐます。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其神の根本は、天から来る神と、海から来る神とに分つが、
先島
(
サキジマ
)
辺りは、此分け方は、行はれて居ない。此分け方は、民間信仰に基礎を置いたものであるが、島々の見方によると、多少の相違がある。
琉球の宗教
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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