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クロジヨウ
ふりがな文庫
“クロジヨウ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
黒尉
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒尉
(逆引き)
結論に近い事を申しますと、翁も純化はしましたが、やはり此で、
黒尉
(
クロジヨウ
)
は猿楽の原形を伝へてゐる、と申してよろしいのです。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
三番叟は、おなじ老體を表して居るが、
黒尉
(
クロジヨウ
)
と稱へて黒いおもてを被つて居る。さうして必、狂言師の役にきまつてゐる。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其後に、
反閇
(
ヘンバイ
)
の
千歳
(
センザイ
)
が出て、詠じながら踏み踊る。殿舎を鎮めるのです。其次に、
黒尉
(
クロジヨウ
)
の三番叟が出て、翁の呪詞や、千歳の所作に対して、滑稽を交へながら、通訳式の動作をする。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
猿楽に翁をおもんじ、
黒尉
(
クロジヨウ
)
の足を踏むのも、家及び土地の祝言と
反閇
(
ヘンバイ
)
とである。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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