“クルウ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乗組員50.0%
下級員25.0%
競艇25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、かねての契約どおりに、僕がひとりでリンピイの鞄を下げてその新入港の船へ乗りこみ、甲板に品物を拡げて、当番の乗組員クルウ相手に商売する。
士官食堂サルウンの掃除と下級員クルウの食事の世話とが為吉のサカモトの毎日の仕事と決められた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
下級員クルウが仕事している間に、船尾の食堂メスへ彼等の食事を運んで遣るだけで、後片付けは見習アップがすることになっていたので、為吉が彼等と顔を合わすのは昼間甲板デッキで作業する時だけだった。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ハァヴァード大学で競艇クルウの選手をしたこともある孝吉が越中ひとつのわびしい姿で箱のなかにおさまり、カッと見ひらいた眼玉が天井の電燈の光を鋭くはねかえしていた。
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)