“カルヂナアレ”の漢字の書き方と例文
語句割合
僧官100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老女はあめの下の奇しき事どもを多く知れるものにて、世には法皇の府の僧官カルヂナアレ達も及ばざること遠しとぞいふ。
紫のくつした穿ける議官セナトオレ、紅の袴着たる僧官カルヂナアレ達を見て、おのれがかゝる間に入り、かゝる人に交ることをいぶかりぬ。
僧官カルヂナアレ達なり。行列の門を出づるや、樂隊は一齊に聲を揚ぐ。輿を大理石階の上に舁き上げて、法皇の姿廊の上に見ゆるを相圖として、廣き辻なる老若の群集はひざまづけり。