“われがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
破鐘92.0%
割鐘4.0%
破鉄4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奈良原少年一流の急進的な激語が破鐘われがねのように大きいのでその家を取巻く密偵の耳に筒抜けに聞えたに違いないという事になった。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
むろん割鐘われがね式ではない。錆の深い、丸い、朗かな、何の苦もない調子であった。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
そう思って壮太が跳びおりる、とたんに壮太のうしろから、破鉄われがねのような声で喚く者があった。
骸骨島の大冒険 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)