“るみこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
瑠美子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鷺太郎の眼を奪った、その三人組の少女は、二人姉妹きょうだいとそれに姉のお友達で、瑠美子るみこ——というのが、その姉娘の名であった。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
葉子が思いがけなく継母の手から取り戻した、長女の瑠美子るみこをつれに、再び海岸の家へ帰って行ったのも、それから間もないことであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
あの瑠美子るみこを中心とした三人は、行った時のように、朗らかに笑い興じながら、馳足かけあしあがって来た。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
瑠美子るみこには何か花やかな未来を約束しておきたかったので、差し当たりいつも新しい道を切り開いて、世間の気受けもいい舞踊家の雪枝ゆきえに、内弟子として住みこませたい念願だったので
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)