“りょじんてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旅人体50.0%
旅人風体50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ののしる群集も、驚く侍たちも、歯噛みをする小森も、一斉に屋根の上を見上げた時に、前の通り屋根の上を、平地を駈けるが如く飛んで行く旅人体りょじんていの男を見るのみであります。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
抜打ちにした小森のかおをめがけて、一挺の花鋏はなばさみを投げつけた旅人風体りょじんていの男。笠を冠って合羽を着て草鞋わらじに脚絆なのが、桟敷の下をもぐって身を隠したその素早すばやいこと。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)