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りょうぎり
ふりがな文庫
“りょうぎり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
両切
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両切
(逆引き)
それは半分以上吸い残した
両切
(
りょうぎり
)
煙草が、血の湿気のために腹を切って
展開
(
ひろが
)
った奴で、バットかエアシップぐらいの大きさの巻きらしい。
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
さきの男は青いボール箱から
両切
(
りょうぎり
)
を出すと火をつけて、かれに挨拶がわりに何か言いながら、二人とも素足のまま古下駄をひッかけて出て行った。
幻影の都市
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
近所
隣家
(
となり
)
は
寝鎮
(
ねしず
)
まった、深夜の淋しい横町である。ほかには誰も居ない空屋同然の家の中で、
両切
(
りょうぎり
)
を吹かしながらその禿頭を睨んでいた犯人の気持は誰しも想像出来るであろう。
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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