“りやうさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
良三100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは前に塩田良三りやうさんの生れたことを記したから、此に柏軒門下にして共に現存してゐる松田道夫だうふの此年に生れたことを併記して置く。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
柏軒が此年甲寅に首唱して、矢島優善やすよし、塩田良三りやうさんの二人が計画し、小野令図れいとの家の祝のために催す茶番の事は、塩田氏の語る所が猶残つてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
猫を葬つた壬寅の歳には神田松坂町の流行医塩田秀三しうさんの養子になつて、子良三りやうさんをもまうけてゐた。年は既に三十六歳、榛軒よりわかきこと三歳であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)