“やもめぐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鰥暮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにひとつ世帯しょたい道具らしいものもなくて、まるであばら家のようななかに、父はしょんぼりと鰥暮やもめぐらしをしていたのだった。
花を持てる女 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
……そう、よっぽどそう云った方がこの谷には似合いそうだな、少くともこんな冬のさなか、こういうところで寂しい鰥暮やもめぐらしをしようとしているおれにとっては。
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)