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やみいち
ふりがな文庫
“やみいち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
闇市
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
闇市
(逆引き)
無数の変り果てた顔の渦巻いていた
廃墟
(
はいきょ
)
を、無数の生存者が歩き廻った。廃墟の泥濘の上の
闇市
(
やみいち
)
は祭日のようであった。人々はよろめきながら祭日をとり戻したのだろうか。
火の唇
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
息子は父のネクタイを
闇市
(
やみいち
)
に持って行って金にかえてもどる。わたしは
逢
(
あ
)
う人ごとに泣ごとを云っておどおどしていた。だがわたしは泣いてはいられなかった。泣いている暇はなかった。
鎮魂歌
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
やみいち(闇市)の例文をもっと
(5作品)
見る
“やみいち”の意味
《名詞》
不正な取引により商品を売買する店舗が集まったマーケット。
(出典:Wiktionary)