“やまとみんぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日本民族50.0%
大和民族50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで私は、諸君の誤解し給わざらんが為に、問題外ではありますが、いささか日本民族やまとみんぞくの成立を簡単に述べさしてもらいたいと存じます。
我々日本民族やまとみんぞくは、すべてこれ高天原から天降った天孫民族であると、そう考えている者が随分あります。或る意味から云えばそう申してもよい。
一寸そうも考えやすいことではありますが、我が日本民族やまとみんぞくに於いては、決してそんな事実はありません。
余輩の常に使用するに慣れたる「日本民族やまとみんぞく」なる語が、本来何を意味するか、「日本民族やまとみんぞく」とは本来いかなるものなるかを説明して、あらかじめ読者諸賢の理会を請うは
富士男の顔はさっとあからむとともに、そのいきいきとした大和民族やまとみんぞく特有とくゆうのまっ黒なひとみからつるぎのごとき光がほとばしりだした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
西洋くさい文明が田舎いなかのすみずみまで広がって行っても、盆の月夜には、どこかの山影のような所で、昔からの大和民族やまとみんぞくの影が昔の踊りを踊っているのではあるまいかと。
田園雑感 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)