“やねがた”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

石の頂に屋根形（やねがた）の飾りが載せてあって、英字で姓名及び官名。それに忌辰（きしん）が刻してある。石の傍にあまり大きくない一株の梅があって、その枝には点々として花がさいていた。

墓畔の梅 (新字新仮名) ／永井荷風(著)

屋根方（やねがた）　大柳築前（おおやぎちくぜん）

丹下左膳：03 日光の巻 (新字新仮名) ／林不忘(著)

墓は門を入つて右に折れて往く塋域（えいゐき）にある。上に佛像を安置した墓の隣に、屋盖形（やねがた）のある石が二基並んで、南に面して立つてゐる。

寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) ／森鴎外(著)