“やすみざか”の漢字の書き方と例文
語句割合
休坂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
休坂やすみざかを下りて眞砂町の通りへ出た時は、主筆と私と八戸君と三人きりになつて居た。『隨分贅澤な會をりますねえ。』と私が云ふと
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
休坂やすみざかを下りて真砂町の通りへ出た時は、主筆と私と八戸君と三人きりになつて居た。『随分贅沢な会をりますねえ。』と私が云ふと
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
まだ忌々しさが殘つて居たが、それも空腹には勝てず、足を緩めて、少し動悸が治まると、梅澤屋と云ふ休坂やすみざか下の蕎麥屋へ入た。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
休坂やすみざかを上つて釧路座の横に來ると、十日程前に十軒許り燒けた火事跡に、雪の中の所々から、眞黒な柱や棟木が倒れた儘に頭を擡げて居た。白い波の中を海馬が泳いでる樣に。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)