“やくろうちゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
薬籠中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち鉛華をおのれたちの薬籠中やくろうちゅうのものとしてしまったからである。
かかるうち知識は交換されて互いの薬籠中やくろうちゅうに収められていた。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
この者どもはもう完全に寝返って、龐統の薬籠中やくろうちゅうのものになっているらしい。岩乗絶壁がんじょうぜっぺきのような鉄門の下に立ってこう呶鳴った。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)