“もくさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
黙殺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、黙殺もくさつしていたのは、当然なのであった。
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海を眺めに行ったのです。あとに残ったあなたのさびしい表情が、形容のつかぬ残酷ざんこくさで黙殺もくさつできると同時に、あなたの、やるせなさそうな表情は心に残った。ぼくは自分を勝手だとおもいました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)