“めがたきうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女敵討75.0%
女仇討25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元は上方生れ、公卿侍くげざむらひの子で、二十年前に不心得な母親に逃げられ、間もなく亡くなつた父親に言ひ含められて、父親に代つて女敵討めがたきうちを心掛けて居るといふ——大變な男ですよ
その金右衛門の顔をみると、茂兵衛はむかしの恨みがむらむらと湧き出して……。昔はこういうのを女仇討めがたきうちと云いましたが、何分にも無証拠ですから、表立ってかれこれ云うことは出来ません。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)