“むこうづち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
向槌50.0%
向鎚50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盛んに鉄砧かなしきを叩いているところへ、同じ種族の一人の子供が糸の切れたギターを持って来て、向槌むこうづちを打っている男に直してくれと頼む。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いつも少年ながら父親の向鎚むこうづちをうっている兼吉かねきちは、親ゆずりの忠君愛国の精神にもえ、少年団の先頭にたって、西へ東へと、教えられた通り、定められた街灯を消してまわっていた。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)