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みのがき
ふりがな文庫
“みのがき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
美濃柹
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美濃柹
(逆引き)
キザ柹、
御所柹
(
ごしょがき
)
、
美濃柹
(
みのがき
)
、いろいろな形の柹の
粒
(
つぶ
)
が、一つ一つ戸外の明りをそのつやつやと熟し切った
珊瑚
(
さんご
)
色の表面に受け止めて、
瞳
(
ひとみ
)
のように光っている。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
市中に売っている
樽柹
(
たるがき
)
などは、どんなに熟れてもこんな見事な色にはならないし、こう
柔
(
やわら
)
かくなる前に形がぐずぐずに崩れてしまう。主人が云うのに、ずくしを作るには皮の厚い
美濃柹
(
みのがき
)
に限る。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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