“みずごも”の漢字の書き方と例文
語句割合
水籠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
箪笥たんすや何かが次ぎ次ぎにその上に移されていった。その次ぎはもう、そこで水籠みずごもりをすることになった父たちを残して、私と母とが神田の方へ避難するばかりだった。
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
それを得避えさくる事もできないで、巣を破られたはちが、その巣跡にむなしくたむろしているごとくに、このあばら屋に水籠みずごもりしている予を他目よそめに見たらば、どんなに寂しく見えるだろう。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)