“まさたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
正桓50.0%
将武50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「廿九日。晴。殿様於東京天杯御頂戴被為蒙仰候おほせをかうむらせられそろ御祝儀五時より四時迄之内出仕御帳有之。」阿部正桓まさたけの朝恩を蒙つたのを賀するのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「十五日。(じゆん十月。)晴。日暮雨。殿様昨夜鞆津ともつへ御著船被遊、今九時御帰藩被遊候に付、平服に而御祝儀出勤。」阿部正桓まさたけの帰藩である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そして後に正桓まさたけに配せられた第六女寿子ひさこを除く外、皆早世した。「御子様」は未だその誰であつたかを考へない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それから、将文まさふみ将武まさたけなどの、末弟まで、みな来ていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)