“被為蒙仰候”の読み方と例文
読み方割合
おほせをかうむらせられそろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「廿九日。晴。殿様於東京天杯御頂戴被為蒙仰候おほせをかうむらせられそろ御祝儀五時より四時迄之内出仕御帳有之。」阿部正桓まさたけの朝恩を蒙つたのを賀するのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「廿九日。陰。さんぬる十七日於東京府殿様福山藩知事被為蒙仰候おほせをかうむらせられそろに付、右為御祝儀ごしうぎとして御帳可罷出之処、当病不参。」阿部正桓まさたけが藩主より藩知事に更任せられたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)