“まきすな”の漢字の書き方と例文
語句割合
撒砂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄霧うすぎり北の山の根に消えやらず、柿の実撒砂まきすなにかちりと音して宿夢しゅくむ拭うがごとくにさめたり。しばらくの別れを握手に告ぐる妻がびんおくに風ゆらぎて蚊帳かやの裾ゆら/\と秋も早や立つめり。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)