トップ
>
まえほろ
ふりがな文庫
“まえほろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
前幌
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前幌
(逆引き)
車夫が片足で梶棒を踏まえて、風で車のよろめくのを防ぎながら、
前幌
(
まえほろ
)
をはずしにかかると、まっ暗だった前方からかすかに光がもれて来た。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
自分の住んでいた家を
他所
(
よそ
)
ながら見て通りたい心持ちになっていたからだった。
前幌
(
まえほろ
)
のすきまからのぞくのだったけれども、一年の後にもそこにはさして変わった様子は見えなかった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ばたばたと風になぶられる
前幌
(
まえほろ
)
を車夫がかけようとしているすきから、
女将
(
おかみ
)
がみずみずしい
丸髷
(
まるまげ
)
を雨にも風にも思うまま打たせながら、女中のさしかざそうとする
雨傘
(
あまがさ
)
の陰に隠れようともせず
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
まえほろ(前幌)の例文をもっと
(1作品)
見る