“ほりそと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
濠外66.7%
堀外33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濠外ほりそとに残された二人の農夫は、相変らず馬鹿なかおをして、ぼんやりと、相手を呑んでしまってけろりとしている門内を見込んでいるばかりです。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
城の近くまで来ると、下馬橋げばのはし濠外ほりそとに、一小隊の兵が迎えに出ていてくれた。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ななめに低い堀外ほりそとの町が見え、またもや真暗に曇りかけた入梅の空に仁丹の広告の明滅するのが目についた。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)