“ぶべん”の漢字の書き方と例文
語句割合
武弁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三島中洲の撰した碑文と『尾張名所図会』の記事及び鷲津氏系譜の三種とを比較するに各異同がある。しかし武弁ぶべんの家から読書人を出したのは幽林応に始ったことは三者の言うところ皆同じである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あわれむべし、武弁ぶべんのほこりだけあって、敵を知らず、おのれをさとらず、ただ意気のみに燃ゆる猛勇の人。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さすがに武弁ぶべん一遍の頭領ではない、偉大なる政治家としての信長のすがたをここには見られるのであった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)