“ぶつそらい”の漢字の書き方と例文
語句割合
物徂徠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物徂徠ぶつそらい曰く、「無よりしてこれあり、これを神という。有よりしてこれなし、これを鬼という。ただそれ、そのこれにおけるや、もって鬼神の情状を知るべし」
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
物徂徠ぶつそらいは、その著「明律国字解」において、刑名律を刑名・法例の二編に分ったのは梁律であると言うておるが、その出所を示しておらぬから断言は出来ないが、けだし誤謬であろう。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
その他もし、浮浪、兵学家、儒者の徒についてこれを尋ねば、革命の卵は、あたかも海浜の砂礫されきの如くあらん。彼ら豈に物徂徠ぶつそらい源白石げんはくせき中井竹山なかいちくざんの如く、実際の曲折に応じて、論理を作為せんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)