“ふなべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舟縁50.0%
船縁50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は片手を兄のひざせ、片手でしっかりと舟縁ふなべりを掴んでいた。風に乱された彼女の髪が、兄の没表情な頬の上に散りかかってゆく。
青草 (新字新仮名) / 十一谷義三郎(著)
そこで、徳次はへさきにどつかりと腰を下し、普通とは反対に前にとりつけた舵棒を握るのだ。どぶ、どぶ、どんぶり、ど、といふ風に水が船縁ふなべりをたゝく。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)