“ふでつき”の漢字の書き方と例文
語句割合
筆致100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
画像の初めから終りへかけて、次から次へと細かく冴えて行っているその筆致ふでつきを見てもわかる。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
象牙のへらを結び付けた暗褐色の紐を解いて巻物をすこしばかり開くと、紫黒色の紙に金絵具きんえのぐで、右上から左下へ波紋を作って流れて行く水が描いてあるが、非常に優雅な筆致ふでつきに見えた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)