“ふてかえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不貞返50.0%
太返50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竜之助はにがり切って、そのかおには負けず根性の中におさえ難い鬱屈うっくつみなぎっている、それを無理に抑えつけて、半ば不貞返ふてかえった気味のお浜の言い分を黙って聞き流しているが、折にふれて夫婦の間には
こう言って太返ふてかえりました。近所隣りへ聞えるような大きな声でののしりました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)