“ふくとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伏徳50.0%
福徳50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皇后の兄にあたる伏徳ふくとくという人が、数十匹の絹を車から下ろして、天子と皇后の御体をつつんでしまい、絶壁の上から縄で吊り下ろした。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これはどうも福徳ふくとくの三年目。望外ぼうがいのお饗応もてなしで、じつに恐縮。どうせ御主人がお帰りになるのは四ツ刻とうけたまわったから、それまでの座つなぎ、思召しに甘えて、ひとつゆっくり頂戴するといたしましょう、なにとぞよろしく」
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)