“びんはつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鬢髪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若草は鬢髪びんはつを逆立て、片膝を立て、怨めしそうに堀切の方を延上のびあがって見詰めた時の凄いこと、実にいきながらの幽霊でございます。
そして、鬢髪びんはつに白いものを数える初老の頃になり尾羽打ち枯らして、二十数年振りで故郷の家へ戻ってきた。老父は、冷たい眼で私を見た。嫁いだ妹は、兄を見損なったとかげでいったそうだ。
盗難 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)