“ひともんちゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一悶着80.0%
一捫着20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらく父自身にしても、今ではもう別荘べっそうに残っていたくはなかったろう。ただし、父は、この際になってまた一悶着ひともんちゃくもちあげないように、首尾しゅびよく母を説きつけたらしかった。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
いかに大作であるかは、そのうちのあるものを描くため彼は場所に困って寺院を借りようとしたところが、僧侶が彼を異端者あつかいして、貸す貸さないで一悶着ひともんちゃくあったというのでも知れよう。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
「畜生、今度往ったら、一捫着ひともんちゃくしてやらなくちゃ承知しない」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)