“ひたちのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
常陸守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「前常陸守ひたちのかみ様のお嬢様が初瀬はせのお寺へおまいりになっての帰りです。行く時もここへお泊まりになったのです」
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
夫人と約束をした日どりまでも変えずにその夜から常陸守ひたちのかみの娘の所へ通い始めることにした。
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
源右大将は常陸守ひたちのかみの養女に興味は覚えながらも、しいて筑波つくばの葉山繁山しげやまを分け入るのは軽々しいことと人の批議するのが思われ、自身でも恥ずかしい気のされる家であるために
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)