“ばくろちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馬喰町97.1%
博労町2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駕籠は、早めもせずゆるめもせず、ころ合な速度で、松枝町から馬喰町ばくろちょうの方へ東をさしてゆくのだった。闇太郎は首を振ってつぶやいた。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
私が住っていた近くの、浅草から両国馬喰町ばくろちょう辺の事ですか——さようさね、何から話して好いか——見世物ですな、こういう時代があった。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
ここは裏町——つい今し方、武蔵の彷徨さまよっていた博労町ばくろちょうの裏通りである。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)