“ばうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茅檐50.0%
茫焉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが来り投ぜしところは、都門を離るゝ事遠からずといへども、又た以て幽栖いうせいの情を語るに足るべし。これ唯だ海辺の一漁村、人烟稀にして家少なく、数屋の茅檐ばうえん、燕来往し、一匹の小犬全里を護る。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
森林も、一面に大瀛たいえいの如く、茫焉ばうえんとして始処を知らず、終所を弁ぜず、長流ながる言はずや、不二の根に登りてみれば天地あめつちは、だいくほども別れざりけりと、まことや今日本八十州
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)