“はつじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
発軔50.0%
發軔50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棠軒は前年壬戌十二月四日に福山に移ることを命ぜられ、癸亥三月二十二日に発軔はつじんしたのである。棠軒公私略に「三月廿二日、妻子及飯田安石家内之者召連、福山え発足」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「乙亥二月二十六日。雨。発東都。聞都下送者觴茶山先生於品川楼。予与竹田器甫先発。宿程谷駅。」発軔はつじんの日は二十六日であつた。河崎竹田は祖筵に陪せずして先発した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そして其発軔はつじんは七月中であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
われは客舍に返りて、不可思議なる力に役せらるゝものゝ如く、倉皇さうくわう我行李を整へ、あるじに明朝の發軔はつじんを告げたり。