“はつかしょうがつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二十日正月50.0%
廿日正月50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど家では二十日正月はつかしょうがつを兼ねて、暮れに生まれた男の子のために小豆粥あずきがゆなぞを祝っていた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
廿日正月はつかしょうがつという其の日も暮れて、宵闇よいやみの空に弱い星のひかりが二つ三つただよっていた。今夜も例のごとく寒い風が吹き出して、音羽の大通りに渦巻く砂をころがしていた。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)