“はこがき”の漢字の書き方と例文
語句割合
箱書100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人々の見方には充分な直観の基礎がないのです。いかにそれ等の人々は箱書はこがきに頼っているでしょう。
民芸とは何か (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「いゝえ。主人は絵の好い悪いなんか分りませんけれど、親戚の画家から戴いたばかりでしたから、箱書はこがきを覚えていて、『これは雁鴨青籠詰がんかもあおかごづめの図ですよ』と申しました」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
箱書はこがきといい、どうもそれが稲川家の宝物であるらしく思われてならなかった。
半七捕物帳:27 化け銀杏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)