“にくへん”の漢字の書き方と例文
語句割合
肉片100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この壜に入っている異様な赤黒い物こそ、今日私が北岸へでかけて採集してきた七人目の犠牲者の肉片にくへんです
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
訳はないよ。先ず豚の三枚肉の上等を買ってそのまま大きな鍋へ入れてよく湯煮ゆでる。その肉片にくへんの大きさによって一時間から二時間も湯煮ると杉箸がスーッと楽に透る、それがちょうど適度だ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
と奥様は血にそまった肉片にくへんを見つめた。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)