“なまはんか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生半可95.8%
生半分4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう生半可なまはんかのものを引連れて、吉良邸へ乗りこむということは仇討の美名のもとに、一種の悪事を行うようなものではないか。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
明治時代のさる小説家が生半可なまはんかで、彼の小説中に質屋の倉庫に提灯を持って入ったと書いて識者の笑いを招いた事もある。
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
顔がかなりで生半分なまはんか物が分って、悪い事に胆のすわった女ほど気味の悪いものはない。
秋毛 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)