“なべすみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鍋墨50.0%
鍋炭50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
到底日本人なぞ足許あしもとにも寄り付けぬ優れたものだと思っていたが、しかしこの鍋墨なべすみのようなこんな汚い色の中にそんな美人があろうかとは、想像にも付きかねることであった。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
しかしなるべく僧官に見付からないように、本堂などに来る時分にはその毛をくるっと耳に巻いて居る奴もあれば、顔一面に鍋炭なべすみとバタを塗付ぬりつけて毛のあるのを分らん様に隠して居る奴もあるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)