“ななきりどお”の漢字の書き方と例文
語句割合
七切通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七切通ななきりどおしの安手な娼家しょうかから一流どこの茶屋、白拍子の家までが、夜ごと、やけくそな武人の遊興に紅燈こうとうをただらしていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小町、若宮などの大路附近の邸はもちろん、遠くは七切通ななきりどおし、谷々やつやつの屋敷からも、やがて不時の召にこたえて出た大身たいしんたちが、ぞくぞく、柳営内の駒ツナギに下馬しては
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)