“なかばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中橋90.0%
仲橋10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柏軒が家を中橋なかばしに構へたのも、恐くは此頃の事であらう。文書の上に於ては、わたくしは弘化四年の榛軒の湘陽紀行中に始て中橋の家の事を見出した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
悦二郎にも、中橋なかばしの家のひとたちにも……。だから、そのひとたちのことをあたしにおたずねになっても無駄よ。まるっきり、なにも知らないのですから。
キャラコさん:06 ぬすびと (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
わたくしが仲橋なかばしの近所でやはり常磐津の師匠をいたして居りますと、和泉屋の大旦那がまだ若い時分で時々遊びに来まして、自然にまあその世話になって居りますうちに
勘平の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)