“ないしゅうげん”の漢字の書き方と例文
語句割合
内祝言100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本人だけは、あくまで萩乃様の良人のつもりでいても、内祝言ないしゅうげんはおろか、朝夕ろくに顔を見たこともない。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「いやがるわたしをおどしつけて、みだらなことをさしたのも、今夜喜兵衛の孫娘と内祝言ないしゅうげんをするために、おまえさまを追いださなくては、つごうがわるいからでござりますよ」
南北の東海道四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
年のうちに内祝言ないしゅうげんだけを、東京ですますことに話が決まるまでに、例の店員が、いくたびとなく浅井のところへやって来たが、お今の兄からも手紙が来たり、支度の入費が送られたりした。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)