“とふく”の漢字の書き方と例文
語句割合
屠腹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分から仕掛けた試合に負け、これを悲憤し、自宅へ帰るや、紙帳の中で屠腹とふくし、腸を紙帳へ叩き付けて死んだ。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
正行は、「ああ、我事終れり」と嘆じて、弟正時と相刺し違えて死んだ。相従う十三余士、皆屠腹とふくして殉じた。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
郁之進 (狂乱して)殿! お気を確かに——私はこの場に屠腹とふくして、お詫びつかまつります。
稲生播磨守 (新字新仮名) / 林不忘(著)