“とぎうば”の漢字の書き方と例文
語句割合
屠牛場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の種牛は朝のうちに屠牛場とぎうばへ送られた。種牛の持主は早くから詰掛けて、叔父と丑松とを待受けて居た。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
丑松は又、上田の屠牛場とぎうばのことを話した。其小屋の板敷の上には種牛の血汐が流れた光景ありさまを話した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
それは父をきずつけた種牛が上田の屠牛場とぎうばへ送られる朝のこと。叔父も、丑松も其立会として出掛ける筈になつて居たので。昨夜の丑松の決心——あれを実行するには是上このうへも無い好い機会しほ
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)