“ときはづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常磐津87.5%
常盤津12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前者が舞臺の上で用ゐらるゝのは常磐津ときはづ、清元、長唄の曲であるのに引きかへ、後者では義太夫の曲であるやうな、さういふ相違のあることもはつきりして來る。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
お山と云ふのは、もう三十四五の年増としまである。お大の姉で、これ常磐津ときはづのお師匠さんなのだ。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「何でも、あそこで、この町の芸者達が常盤津ときはづか清元をやるらしいのよ。いろんなものを運んでゐますよ」
浴室 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)