“とうとうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淘々然50.0%
蕩々然50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既に恍惚たる精神は更に淘々然とうとうぜんとし、入湯して柔かくなった身体は足の指手の指の先まで何処ということなく一体にむずがゆいように慾情の震動を伝え出すので
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
岸の林に引上げて来て、こずえにとまり、林に嘴をこすって、水満々の洞庭の湖面の夕日に映えて黄金色に輝いている様を見渡し、「秋風ひるがえす黄金浪花千片か」などと所謂いわゆる君子蕩々然とうとうぜんとうそぶいていると
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)