“つるさし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弦指50.0%
弦差33.3%
絃指16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてその内職としては弦指つるさしに従事してつるめそと呼ばれ、後に或いは夙とも呼ばれた一種の賤者であった。
袋中和尚の「泥洹ないおんみち」には、いわゆるエタも非人も、獣医すなわち伯楽も、関守、渡し守、弦差つるさしすなわち犬神人つるめそなどの徒をも、みな一緒にして三家者と云っているのである。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
京都祇園の犬神人いぬじにん絃指つるさしを職として、「つるめそ」の名を得たのと南北相対して面白い。また浄人きよびととはすなわちキヨメで、掃除人の称である。キヨメは『塵袋』にエタとある。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)